薬が使えることに感謝(D23)
D23、もうここからは、フライング検査をいつまで我慢できるかという地味な戦いになるので、できるだけ気を紛らわせて行きたいと思います 笑
なので、唐突ですが、薬について思うことをツラツラ述べます。
なかなか妊娠できない自分のことで頭がいっぱいだと忘れてしまいがちですが、世の中には自然妊娠する人の方が割合としては多くて、中には、【妊娠するために薬を使うなんて不自然だ】と思っている方もいると思います。
ですが私は、せっかくどこかの誰かが、病で苦しむ人のためになると思って頑張って開発してくれた、今日手に入るお薬は、(適切な使い方で)どんどん使うべきだと思います。
なぜこういう風に考えるかというと、私は小さい頃から気管支喘息で、飲み薬や吸入薬にずいぶん助けられて、ここまで大きく(30歳に!)なることができました。
もし、薬がなかったら、小学生時代の私は走り回ることは絶対にできず、季節の変わり目の度に発作で眠れない夜を過ごしていたことでしょう。
また、大人になってからも、日本アルプスに登ったり、フルマラソンにチャレンジしたり、という冒険は、まずできなかったはずです。
喘息の発作が起きないようにするコントロール薬と、万一発作が起きた時に急速に沈静化してくれる吸入があるからこそ、人並みに運動や色んなことにチャレンジできるわけです。
間違いなく、私にとって喘息の薬はお守りなのです。
薬を使うのは不自然だから、息が苦しいまま眠らずに夜を明かしなさい、発作が起きないように絶対に走ってはいけません、あなたはそういう人間なんです、我慢しなさい、と言われたら、とても切ないです...
こんな経緯で、私は薬の使用にかなり肯定的なタイプになりました。
あと、少し話しがずれますが、コンタクトと眼鏡にも、とーってもお世話になっています笑
もちろん、薬には副作用が付いて回ることを考えると、この論理を不妊治療の全てに当てはめることは難しいのかもしれません。
でも、「何が違うのか?」、妊娠したくて不妊治療をするのと、喘息を抑えるために薬を飲むのと、遠くが見たくて眼鏡を作るのは、何が違うのか。
幸いなことに私は今まで直接的に不妊治療を否定する人に接触したことがありませんが、否定派に出会ったら、ちょっと尋ねてみたいなー、と思っています。
わざとケンカをするつもりはないですけれど、一方的に傷ついて終わりっていうのには、なりたくないなぁ。
また、院長先生がおっしゃっていたことですが、人類は長い歴史の中で、ほとんど10-20代で出産を終えてきた、という歴史があるので、30歳になってから「自然に」妊娠を期待することの方が不自然(ちょっと無理がある)なんだそうです。
何が自然か、というのは、意外と奥深い哲学的テーマなのかもしれません。
なんだか上手くまとまっていませんが、
何が言いたいのかというと、
薬を作ってくれた人、本当にありがとう!!
ということです。
これに尽きます。
アドエア、メプチン、クロミッド、プレマリン、カベルゴリン、ルトラール、みんなみんな、ありがとう。です。
薬の開発ヒストリーの本や、製薬会社さんのページがあれば、ぜひ読んでみたいと思っています。
とくに、カベルゴリンやカバサールなど高プロラクチン血症の特効薬を作ってくれた方たちのお話は、なんとか調べてみたいです。
※ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。
重ねてになりますが、私たちの見えないところで、苦労を重ねて色々な薬を作ってくださる研究者の皆さん、本当にありがとうございます。
私も回り回って誰かの幸せに繋がるように、仕事を頑張りたいと思います。
想像以上にとりとめのない文章になってしまい反省です。
読んでくださった方、ありがとうございます。