MDツイン出産記録(36w1d帝王切開)
おかげさまで無事に生まれました我が家の双子の出産記録(備忘録)です。
名前も決まりましたが、当ブログでの呼び方は当面、右くんと左くんでいこうと思います 笑
【お産の概要】
- 妊娠期間:36週1日
- 右くん:頭位、左くん:骨盤位
- 分娩方法:腹式帝王切開術
- 出血量:1,400ml(羊水込み)
- 手術前に血小板製剤輸血
- 出生時体重 右くん:2,496g、左くん:2,668g
※当初37w1dでの帝王切開を予定していたが、切迫早産傾向と血小板減少がみられたため、35w1dより管理入院。入院後に高血圧もみられるようになったため、1週前倒しの36w1dにて手術をすることとなった。
【帝王切開の感想】
前日まで「8:30〜かな?」と伺っていたオペ開始は、2つ前のブログに記載の経緯で16:00となりました。朝の時点ではそれなりに緊張していたのですが、夕方になるころには緊張し疲れて(?)、気張りすぎず挑めたように思います。
手術室に向かう車椅子に乗ってからはまさに怒涛の展開で、あれよあれよという間に子ども2人が1分差で生まれてきました。
手術の際に「痛い」と思ったのはたった一度、太目の点滴の針を腕の動脈に刺すときだけで、あとは麻酔の針を刺す時も、もちろんお腹をいろいろいじっているときも、全く痛みは感じませんでした。
手術台の真上についている大きな照明が、微妙に下の様子を反射していて、お腹を開いているであろう時は赤色、お腹を閉じたであろう時は肌色で「うわぁー」と思いました。
印象に残っている台詞は、麻酔科のアシスタントの先生の「今、子宮がお腹に戻りましたから、あともうちょっとで終わりますよ!」です。子宮、お腹の外に出てたんだぁ...
手術直後、ベッドに乗せられて部屋に戻る際は、寒いという体感はないのに体がブルブル震えて不思議に思いました。
【産声について】
ふたりとも、はじめ小さく「ほえぇ」と聞こえたあと、しっかり泣いてくれました。しばらく疑問符がついたような「ほえぇー!?」という声だったのが印象に残っています。安心して涙がこぼれました。
【顔を見た感想】
小児科の先生が処置をしてくださったあと、子どもたちを1人ずつ、顔の近くに連れてきてくれました。助産師さんがしずかーに泣いている私に気がついて、涙を拭いてくれたのでしっかり姿を見ることができました。右くんはなんだか困ったような顔、左くんは右くんよりも赤ちゃん!という感じの赤さでした。生まれてきてくれてありがとう。
【入院前に不安だったことの答え合わせ】
1.手術室の当日朝から翌日朝まで飲み物が飲めない
→午後手術になったことで当日10:00まで飲水OKになりました。ちょうどその頃からお腹の張りが酷くなって来たので、正直喉が渇いたことを気にしている余裕がなかったです。
また、術後も両腕に点滴やらパルスオキシメーターやらが付いている状態で、鼻からは酸素を入れてもらっていて、疲れなのか翌朝までまどろんでいる時間がほとんどだったので、喉の渇きについては心配していたよりも苦しまずに済みました。
2.膀胱留置カテーテルが怖い
→手術で麻酔をかけた後に付けられたので、なにか触られているなーという感じはありましたが、痛くはありませんでした。また、手術翌日まではベッドの上でほぼ動きを取れない状態だったので、カテーテルがついていることの違和感も感じずに済みました。
→ただ、私の場合、妊娠高血圧に伴う浮腫の関係で、飲水量と尿量の管理が必要とされたことから、カテーテルを外してもらったのは術後3日目になりました。やはり、動くと少し違和感を感じます...あまり長いこと付けていると尿路感染の恐れもあるということでハラハラしていました。
→抜くときの痛みも大したことはなかったです。ちょっとシカッと沁みるような感じでした。
3.歩行練習はけっこう大変??
→はじめ立ちあがる時はかなり恐ろしかったですが、6時間に一度服用できる痛み止めを活用すれば、我慢できないほどの痛みはなかったです。術後2日目にはNICUまで歩いていけるようになりました。
4.双子と母子同室、スムーズにできるかな⁇
→術後4日目現在、引き続き右くんはNICU、左くんはGCUでお世話になっているため、もっぱら私が通って授乳や沐浴を教えていただいています。この後どうなるかな?
帝王切開を振り返ってみて、一番痛かったのは、子宮に詰めた止血用のガーゼを手術翌日に抜くという儀式です。その長さ、10m!ズルル、ズルル、ズルル!大きく息を吸って、吐いてー!でした。
さて、入院生活も残り3日となりました!
子どもたちと一緒に退院できるか未定でドキドキですが、出来る限り基本的なお世話をマスターしてから退院できるように頑張ります!
帝王切開当日(36w1d)手術室への出発まで
朝になりました。
夜の間ちょこちょこお腹は張っていましたが、合計5時間ほどは眠ることができました。
6:00 血圧測定、心音確認
6:30 オペ前採血と合わせて輸血用のルート確保
8:30 回診
「いよいよですね、よろしくお願いします!」
9:00 産科の先生登場
👨⚕️「縦切りって聞いてますか?横切りって聞いてますか?」
🙆♀️「横って伺った気がするのですが、安全上問題があるのであれば縦でも良いです」
👨⚕️「了解です!」
9:30 助産師リーダーさん登場
「朝の採血の結果、血小板の値がちょっと改善されていたので病院スタッフもほっとしています」
「輸血に使う血小板が病院に届くのが10:30ごろです」
「オペの時間も一番目の方と二番目の方の進捗によって前後する可能性があるので、輸血をしながらオペに行くことになるかもしれないです。また案内しますね」
「オペの前に採血をもう一回行なって、その数値を麻酔科の先生も見て、麻酔方法を最終決定します」
とのことでした。なるほど!
10:00 お水を飲んで良いのはここまで
マグに残っていたお水をグビグビ。マスクをのどぬーる濡れマスクにチェンジ!
10:10-10:50 助産師さんと術前準備スタート
•手術着(ピンクの浴衣タイプ)に着替え
•血圧測定
•NST(もう一回ありました笑)
•部屋移動に備えた荷物準備
...すでに喉が渇き気味💦
血小板製剤の到着が遅れていると連絡あり!
11:00 先生登場
「縦切りにします!なるべく綺麗に縫います!」とのこと。
承知しました!一応夫にLINE。
11:45 血小板輸血スタート
輸血完了後にオペを始めたいが、輸血開始が予定より遅くなったので、オペ開始予定時刻を14:00-に変更したとのこと。
承知しました!夫に連絡。
輸血中、副作用確認のため、複数回検温と血圧測定がありました。
13:35 血小板輸血終了、採血
14:15 助産師さん登場
緊急帝王切開が入ったとのことで、わたしのオペは16:00に繰り下げ。夫にtel。
14:50 先生登場
「お待たせしてしまってごめんなさい!絶対今日が誕生日だから、もう少しお待ち下さいね」
15:10 オペ延期による脱水予防で点滴追加
その名も、ラクトリンゲル液。お腹の張りが結構本気でしんどい。出血がないのが救い。
15:55 ついに呼び出しがかかる
夫にtel「今から1時間後病院着でお願いねー!」
というわけで、行ってきます。
次にブログを更新できるのはいつになるでしょうか。良い報告ができるように、まな板の上の鯉役、精一杯がんばります!
管理入院7日目(36w0d)帝王切開前日
さぁ、いよいよ明日は手術です!
36週、なんと素晴らしい響き!がんばってくれてありがとう、双子くん。
今日は帝王切開前日ということで、出来事が盛りだくさんの1日でした。
6:00-血圧測定、心音確認
血圧132。アルドメッド一錠内服。
9:00- NST
左くんが元気すぎて途中脱走を繰り返したため、3回付け直し。このあと何もなければ、これが最後のNSTになります。
そして、明日の手術枠が12:30-14:00になったそうです!ドキドキ!この場合、飲み物は当日朝10:00までOKとのこと。ヨカッター!
10:00- 剃毛
分娩室に移動して剃毛していただきました。妊娠線ができていない(皮膚が柔らかい?)のを褒めていただきましたー!
11:30- シャワー
シャワー前に、妊婦健診の項目ということで、ベッドに寝転がって子宮底長と腹囲の測定がありました。初です!腹囲は103cmだそうです。
シャワーはしばらく入ることができないので、頭皮をしっかりワシワシ!明日の手術に備えて、お腹につける保湿クリームは一切NGとのこと。クリームが塗ってあると薬剤を弾いてしまうためだそうです。
12:00- 血圧測定、昼食
血圧112!内服スキップ。プレネイタルビジッドが14:00-になった旨を聞く。夫に連絡。「うーん、無理だね」。だよね!
13:00- 洗濯
少量ですが、術後にパジャマの洗濯をしなくてもいいように洗濯&乾燥を済ませておきました😊
13:45-14:15 麻酔科の先生のお話
プレネイタルビジッド直前に麻酔科の先生のお話がカットイン。ショッキングなことに、現時点では下半身麻酔ではなく全身麻酔が第一候補になっているとのこと@麻酔科。
主な理由は、元々多胎妊娠で予想出血量が多く、さらに血小板数が減少しており、下半身麻酔(硬膜外麻酔)をした際に出血して神経を圧迫して障害が発生する恐れがあるため。
全身麻酔の場合、産声は聞けないし、生まれてきたときに、子どもたちに会えないのでちょっと寂しい...それから、わたしが人工呼吸器をつけることになるのと、子どもたちに麻酔が移行して眠った状態で生まれてくる可能性があるのがツライところです。しかし、プロが一番安全だと思う方法でやっていただくのが一番ですね。また結論が出たら助産師さん経由で教えていただけるとのことです。
14:15-14:45 プレネイタルビジッド(産前訪問)
NICU担当の小児科の先生のおはなし。
どんな場合にNICUに入ることになるか、等。
うちの子たちの場合、まずは自発呼吸ができるかどうか、つぎに、体重がどれくらいあるか、がポイントになってくるそうです。その他、諸々ためになる話を聞かせていただきました。
16:30 麻酔方法決定のお知らせ
助産師さんより、麻酔科と産科で話し合った結果、下半身麻酔にすることになったとのこと!
明日の朝、採血をして最新の血小板数を確認し、血小板を輸血したうえで手術室へ向かうとのことです。よおっしゃー!
輸血で使用する血液製剤は、ご存知の通り市中の皆さんの善意(献血)で作られています。特に、今回は血小板製剤を事前に15単位確保してくださっているとのこと。血小板製剤の有効期間は採血後4日間のみです。緊急事態宣言下においても、献血してくださった方の善意に心から感謝申し上げます。
18:00 血圧測定
血圧132、アルドメッド一錠内服。
産前最後の食事タイム!双子よ、しっかり栄養をとるのだぞ!
22:00 血圧測定、心音確認
血圧128、アルドメッド1錠内服。双子元気!
ついに、あした子どもたちに会えます。
ちょこちょこ昼寝したので今晩は眠れないかもです💦
手術室には、産科•小児科•麻酔科の先生と助産師さんほか、10名くらいが入ってくださると伺っています。よろしくお願いいたします!
管理入院6日目(35w6d)バタバタの朝
火曜日の朝です!帝王切開は明後日!なのですが、明け方からお腹の張りに腹痛が付随するようになってしまいました。
6:00 血圧測定、心音確認、検温
血圧132、アルドメッド一錠内服。ベビーは元気。お腹の張りについて助産師さんに相談したところ、NSTをやってくださることに。
6:10-7:20 臨時NST
結論として、張りが8分間隔になっていて、このまま放っておくことはできない、ということで、7:00前に点滴のスピードアップ、お尻に即効性のある注射ブスリの処置がなされました。「お尻の注射は初めてですよね〜!」と声をかけていただきましたが、HCGをお尻に打っているので初めてではないのです✨✨
注射後も様子見のためNSTを続行し、7:20の時点では8分間隔変わらずでしたが、先生から「一旦機械外してのんびりご飯を食べてて〜」という指示が出たので終了しました。
8:00 朝食
この頃になると注射の効果を実感!確実に張りの間隔がのびてきました。スゴイ!しかし、食後お手洗いで出血を確認...ムムム。助産師さんに報告。
9:00-9:55 NST
定時NST!体感通り、張りの間隔が伸びていました😊NST中に、明後日から使用するお産セットが届きました。...リラックマ!?
12:00 血圧測定、昼食
血圧112!内服スキップ♪
13:00 各種手続きのおさらい
ベビー誕生後の提出書類のおさらいをしました。バタバタしそうですが、抜け漏れなくがんばろう!保育園の入所予約の書類の再提出(10月生まれが9月生まれになるので)が要注意です。夫が出生届を出すときに書類もらってきてもらおう!
13:45 体拭き
14:00 点滴交換
17:50 血圧測定、心音確認
血圧132なのでアルドメッド一錠内服。双子は元気!
18:30 夫からTELあり
「明日のプレネイタルビジット、午前中なら行けるんだけど...」とのこと。マジか!助産師さんに確認したところ、どうもまだ時間が決まっていないようです。ダメ元で午前中で組んでいただけるかご相談してみました。ちょっと待っててくださいとのこと。どうかな〜。
19:20-20:00 張りカウントマスターへの道
プレネイタルビジッドの件返事まだかなーとベッドで横になっていると、何やらお腹の張りが不穏な様子...メモを取ると、19:22、19:33、19:43、19:52、20:01...うーん、また約10分間隔になっちゃっているような...助産師さんに相談しよう〜
21:30 NST
うとうとしていたらこんな時間に!服薬確認で助産師さんが来てくださったので、お腹の張りについて相談。NSTをすることに。
プレネイタルビジッドの時間は、今日緊急帝王切開が多かったこともあってまだ時間が決められていないとのこと...無念..テレビ電話はOKだそうです。夫に連絡しました。
22:00 血圧測定
血圧128、アルドメッド一錠内服。
22:25 NST終了
定期的に張りはあるものの、朝よりも軽いので、点滴量はそのままで一晩様子見をすることになりました。
さぁ、手術は明後日です!